2021/03/02 18:14

前回の穴窯は昨年6月。

新型コロナウイルスの影響で営業自粛をしていた期間を明けてすぐでした。

 

今年も1月29日から2月20日まで臨時休業しておりましたが、

その間は穴窯に向けてせっせと製作活動に勤しんでおりました。

いよいよ3月末に穴窯を焚く予定です!


ところで、穴窯って何?

という方も多いと思います。

 

穴窯はとても簡単に言うと

焼き物窯の古い形式の物で、薪で焚く窯です。

何日にも渡り、昼夜薪を投げ入れ、

火の流れを作り、焼き上げていく方法です。



 

合理的なガスや電気の窯に比べ

薪を燃料とした穴窯は手間も体力も時間もかかります。

山のない宮古島では薪を集めるのも一苦労です。

 

ですが、人の手で操った炎で長時間しっかりと焼かれた作品には

労力を費やしても捨てがたい味わいが出てきます。




穴窯では、焼成中に薪の灰が作品に降り積もります。

その灰は土と反応し、高温で釉化(ガラス化)します。

これを「自然降灰釉」と言います。

自然に作り出された色合いは、一点一点が異なる景色を見せ

世界に一つだけの作品となります。



 

当店の穴窯は宮古島の西側に隣接した伊良部島にあります。

2016年にオーナーの安井球真が一つ一つレンガを積み作り上げました。






穴窯から見える伊良部の海。







***店舗のご紹介****

 

シーサーモノガタリ

宮古島は、沖縄本島より南西へ300kmの海上に浮かぶ島。

美しい島からインスピレーションを受け、陶磁器製造・販売・陶芸教室等を行っております。
ご旅行の思い出作りにピッタリの「シーサー作り体験教室」が人気です。
宮古島の風土、海、空、人をテーマに宮古島の土、木々、サンゴ、さとうきびを素材に、 自由奔放に新しいシーサーや器などを製作しています。

 

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